
第7回公演
服飾×演技 ファッション×シバイ
眠り姫-和の国-
KIMONO文化を進化させよ


眠り姫はただ眠っていただけなのでしょうか。
原作:シャルル・ペロー版眠れる森の美女では、
「このお話のなかではなにも語られていませんが」あのよい妖精が
こんなにながく眠っているあいだ、いろんなたのしい夢を見る
よろこびを、お姫さまに贈っていたからなのでしょう」
とあります。眠り姫は夢の中で何を見、経験し、学んでいったのでしょう。眠りから覚めたとき、眠り姫はどのような女性となっていたのか。眠り姫の夢の世界と、目覚めたあと物語を描きます。
和の国は、八百万の神がそれぞれ治める共和国。その中に天棚機姫神が治める、布と織や染色などの技術の国がありました。妖精とは人と神の中間的な存在、人とも神とも違う性質を持っています。妖精と人とは交わることはないが、人の世界で生まれた物語は、妖精の世界で生まれた技術と交わり、新しい文様が誕生していきます。紋様の誕生は、人の世界を豊にしていきます。二つの世界は共存共栄しているのです。
お芝居・ファッションモデル・舞踊家・バレエ・ベリーダンスそして、特別出演「書道家白石雪妃」を迎え。会場となる六本木の螺旋階段で、尾形光琳の「紅白梅図屏風」からインスパイアされた「眠れる森の美女―和の国―」の物語が今紡がれます。